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幸明館完成

幸明館完成

石井啓子の母、米本一幸の書庫と次男宏二郎のアトリエ棟「幸明館」が完成した。

米本一幸は日本のかな書道界を牽引している書家の重鎮で、毎日書道展で文部科学大臣賞などを受賞している。今年90歳。書歴は長く、作品が自分の家に収納しきれなくなり、岩国には土地があるようなので書庫を建ててくれないかと持ち掛けられたのが5年ほど前。早速どこに建てたらいいか検討した結果、自治会館の横の土地がいいのではということになった。しかし、調べてみるとその土地は市街化調整区域の畑地。それを宅地に変更するのが大変だった。私の直系の子供が、それも他に土地を所有していない子供が自分の家を建てる時のみ許可されると言う。そこで岩国に住むかどうかもわからないまま、宏二郎の住居を建てることになった。書庫は付属した建物として申請。いろいろな申請書を提出して、長い月日を費やしてやっと許可が下りたと思ったら、今度は建てる場所が道路から高い所なので、広島の土砂災害などの後だったため、地盤調査を行い莫大なコンクリート壁で固めないといけない事になった。それにまた1年を要する。ようやく家が建つ平らな土地が出来て地鎮祭を執り行ったのが昨年3月15日。大きな太鼓の音が山にはね返ってこだまになってこの辺り一帯を満たした。

やっと、家が建ち始める。しかし、これがまた延々と、宇宙空間にもつながるかのような時間の流れ方だった。木造の家をと知り合いの大工さんに頼んだのだが、彼が紹介してくれたのが広島の設計士。二人のこだわりで木組み、土壁の設計図。釘を使わず組まれた屋根、竹で編まれた土壁の芯は、それはそれは大変美しかった。その芯に幾重にも土を塗り、乾いてはまた塗り、また乾くのを待つ。大工さんもここまで徹底的に土壁だけでやったことはなかったので工期が大幅に延びる。やっと壁ができ、それから建具や物入れなどを作り始めた。

一昨日は展示室の照明を取り付けた。

今は4月8日の落成式までにある程度までの庭を作ろうと庭師さんが一生懸命敷石などを並べている。

 

落成式には母も東京から来る。

うぐいすがきれいな声で鳴いている。ここにどれを展示するか、私は200点ほど送られてきた母の作品のいくつかを取り出して見始めた。

さやま保育園でのコンサート

2月25日(土)午後2時半より山口市のさやま保育園にて恒例のヴァイオリンとフルートとピアノのコンサートが開かれた。

この保育園に新しく木造のホールが出来てからのご縁で、毎年この時期に来ている。15回目程になろうか。子供の数は減り続けているはずなのに入園希望者は年々多く、現在140人もの園児をかかえる人気の保育園。プログラムはエルガーの愛の挨拶に始まって、ベルトミューのフルートとピアノのための組曲より2曲、そしてその後、となりのトトロで晴香と絢香の出番。原曲を基に、私がヴァイオリンが弾きやすいイ長調にして、ヴァイオリン2本とフルートとピアノ連弾の曲に編曲した。晴香たちは本番25日の前日に岩国に来て初めてみんなで合わせて練習した。晴香と絢香だけのフレーズもあり緊張する。練習の初めはその二人だけのフレーズが何となく頼りなかったが、だんだん調子に乗って来て、当日の朝も自分から練習すると言い出す。そして迎えた本番。二人とも音楽に乗って楽しそうに弾いていた。緊張はしたと思うが、良い緊張だったのかもしれない。二人は別に専門家にさせるつもりはないので、永く音楽を楽しんでくれたらいいと思う。音楽を楽しむ。弾くことを楽しむ。楽しむ人と人との出会い。これを大切にしていきたいと思う。親、子供、孫三代の演奏ももう少し続けよう。

コンサートの最後には園児たちが「虹」「春が来た」「あしたは晴れる」を歌った。その元気のいいこと!!! 潮風に当たりながら散歩しているからだとか。パワーをたくさん分けてもらった。

 

さやま保育園2

 

過行く年月

宏樹庵の竹垣。

これは2005年2月のディナーコンサートに合わせて制作された宏二郎の竹のオブジェの一つだった。近所の三人組が竹やぶから太さの揃った竹を200本以上切り出して持ってきてくれた。竹のオブジェは竹垣だけでなく、階段を灯す明かりや絵を展示する屏風も制作された。竹垣は美しい曲線を描き、中にロウソクを灯すこともできた。全部で竹195本、12メートルほどの長さがあった。

それからちょうど干支が一回りして、今年初め、非常に風の強い日があって竹垣は傾きかけた。つっかえ棒をして起こしたが、なんともみすぼらしい。ついに撤去を決心する。1本1本手で引き抜こうとしたら、もうぼろぼろになって、燃やすことも出来ないほどの物は大きなゴミ袋に入れて捨てた。

制作を手伝ってくれた近所の三人組の一人一人の顔が思い浮かんだ。

今、石井が練習室として使っている元は蔵だった家屋を、ローマから帰ってくる秀太郎の工房にリフォームしてくれたのもこの三人組。あの頃は三人ともとても元気だった。しかし、その一人はもう他界し、もう一人は元気で、元この地域の長だけあって未だに言うことには重みがあるが、80歳を越えて啓&啓倶楽部スタッフ会議にももう姿を現さなくなった。三人組の中で一番若い人も77歳。まだ仕事をしていて忙しいが、前のようにこの家に関わる余裕はもうない。

12年の年月の重みを、消えた竹垣に感じた。

宏樹庵にはもう一つ、解体を待っている物がある。

2階のテラスに置かれた露天風呂。八女の桶屋さんに作ってもらった檜の巨大な桶。直径1.5メートル余り。これが置かれた頃は一人でゆったり星を見ながら入り、お客の一人が作ってくれた湯船に浮かべるお盆でお酒を飲んだり、谷から迷い込んできた蛍をながめたり。私一人で使うだけではもったいないので、近所の人を誘って何人かで入りに来てもらったこともある。「お風呂の会」と呼んでいた。「お風呂の会」は当然飲み会にもなり、それが高じて「啓&啓倶楽部」が発足する。啓&啓倶楽部の最初の取り組みは2002年のシンフォニア岩国コンサートホールでの二人の演奏会。800人以上の聴衆を集めて大成功だった。

それからずっと経って、お風呂として使わなくなっても、夏、子供達が来て水遊びに使っていた。木が生い茂ってきて、見張り役のお母さんにとってはちょうど良かった。

しかし、もう檜はぼろぼろ。留め金のネジを抜いたら上二つの鉄の輪は下にストンと落ちた。

近いうちにチェーンソーで切って薪にしよう。17年間の思い出が美しい炎に現れることだろう。

 

竹垣

作ったばかりの竹垣、竹の青さも美しかった。

竹垣とロウソク

宏二郎展の間、暗くなると竹垣の中にロウソクが灯された。

無くなった竹垣

きれいさっぱり何もなくなった。

露天風呂

解体を待つ露天風呂

 

今年最後の旅

12月18日と19日の一泊二日。それはお天気に大変恵まれた旅だった。

岩国のインターから高速道路に入ったのが朝10時頃。1時頃、新岡山港に着くとフェリーはたった今出港したばかりだった。50分程ゆっくり待っていざ小豆島へ。70分の航海は大変穏やかだった。宿は小豆島の土庄(とのしょう)港からあまり遠くなく、窓のすぐ下に海が広がっている。調べると5時に日の入りとの事で、のんびりとお風呂に入ったりしながら待つ。露天風呂からの景色も抜群なのがわかって4時半ごろまた今度はi Padを持って入る。水平線辺りに雲があったが沈んでゆく夕陽は美しかった。急いで部屋に戻り、その続きを撮る。夕焼雲が放射線状に拡がり、鏡のような海に光が映る。雲の隙間から最後の光を放って陽は沈んだ。

翌日は朝9時前に宿を出発。まず寒霞渓へ。ロープウェイに乗る。小豆島へ来てみるまで、この島が元は火山で、こんなに雄大な紅葉の渓谷があるとは知らなかった。10月紅葉の頃はそれはそれは素晴らしいだろうなと想像できるほど、今も十分に圧倒されるような素晴らしい眺めだった。山には岩がそそり立ち、谷は広がって海へと下っていく。穏やかな海には島がいくつも浮かび、水平線を遮っている。かなりの急こう配をロープウェイは降り、そして戻ってきた。帰りのロープウェイから山の端に丁度半分に欠けた月がかかっているのを見つけた。

そこから山を下り、岬の先端にある二十四の瞳のモデルになった分教場を見学。3つしかない教室には昔のまま絵が展示されていたり、オルガンや小さなピアノが置かれていて、子供達の声が聞こえてきそうだった。 分教場 陽だまりに子ら 声残し

道の駅でお目当てのオリーブオイルを手に入れた後、土庄港から今度は高松に渡った。こちらのフェリーは60分ほど。高松市があまりに大きな都会なのでびっくりしたが、何とか手打ちうどんの店を見つけて鍋焼きうどんをいただく。味噌仕立てで、人参や大根やいろいろなものが入っていて美味しかった。そこから瀬戸大橋を渡る。途中、与島のPAで降りて、海の上を渡る大橋を見上げた。連なる橋げたと海との調和が美しかった。

夜ご飯も途中で食べて、家に帰ったのは夜6時半頃になったが、最後まで晴れていて良かった。大満足。

 

新岡山港からのフェリー

新岡山港から出るフェリー。全長66メートルあり甲板のお客さんも合わせると500人乗船可能とか。

行き交うフェリー

行き交うフェリー

近づく小豆島

小豆島に近づく

露天風呂からの夕陽

露天風呂から眺めた夕陽。お風呂のお湯にも夕陽の光が。

部屋からの落日

部屋からの落日

寒霞渓

寒霞渓

ロープウェイ

ロープウェイからの眺め

ロープウェイからの眺め

紅葉の頃はさぞ美しいのだろうな

半月

山の端に月が出ているのに気づく

岬の分教場

岬の分教場 よく保存されていると感心

教室内部

教室にはピアノもあった

高松港

高松港に近づく

鍋焼きうどん

鍋焼きうどん

瀬戸大橋

与島から見る瀬戸大橋

石井啓子アンサンブルシリーズ将将

12月5日(月)午後3時 東京文化会館小ホールにてアンサンブルシリーズの会場練習が始まった。

トゥリーナのピアノトリオ第1楽章のテンポの変化の確認、第2楽章は8分の5拍子なのだが今一つ呼吸が合わず3回目でようやくすっきり。久しぶりのデュオだった陽子は珍しく緊張してか第3楽章の途中、入ってくる所を間違えたり…ラヴェルのピアノトリオは客席で聴いていたステージマネージャーその他の人達がピアノの音が大きすぎて弦楽器の音が全然聴こえないと言い、演奏者の位置を変えたりピアノの音をコントロールしたり。ピアノがフルコンサートピアノだし、音はものすごく広い音域にまたがっているし、音の数も多いから余程のコントロールが要る。特に弾いてみたかった曲なのに上手くいかなかったらどうしよう…  会場練習は通常5時で切り上げるのだが、6時までかかってしまい胃が少し痛かった。

 

7時開演。覚悟を決めて舞台に。

トゥリーナの夜明け、ピアノトリオと進むうちに少し落ち着いてきた。プーランクのフルートソナタは陽子に寄り添って弾けばうまくいくと思っていた。案の定、会場練習の時と違って陽子は陽子ワールドを拡げていく。第3楽章、少し速いかなと思ったがミスもなく終えた。後半はラヴェル。ハバネラ形式の小品を石突美奈ちゃんと。そして最後にピアノトリオ。難しい和音でのメロディラインも滑らかに歌えて、まあまあかなと。

拍手は多かった。お客様もお蔭様で400人ほど入っていた。

アンコールの亡き王女のためのパヴァーヌと、やっとほっとする曲、クロンケの2匹(?)の蝶々ではブラボーが出た。

この会も27回目。2013年に25回を終えて翌年番外編で開催した2014年からは桜庭茂樹氏という強力な共演者を得て、このアンサンブルシリーズも一つ上のランクに位置付けられるようになった。そして陽子との共演もお客様が楽しみにしているようだ。

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

トゥリーナ

ピアノとヴァイオリンとチェロのための幻想曲「環」より

夜明け

石井啓子 石井啓一郎 桜庭茂樹

 

トゥリーナ

ピアノとヴァイオリンとチェロのための三重奏曲第2番 作品76

Lento Allegro molto moderato

Molto vivace

Lento Andante mosso

石井啓子 石突美奈 桜庭茂樹

 

プーランク

フルートとピアノのためのソナタ

Allegro malinconico

Cantilena

Presto giocoso

石井陽子 石井啓子

 

kk 休憩 kk

 

ラヴェル

ハバネラ形式の小品

石突美奈 石井啓子

 

ラヴェル

ピアノとヴァイオリンとチェロのための三重奏曲

Modere

Pantoum  Assez vif

Passacaille

Final  Anime

石井啓子 石井啓一郎 桜庭茂樹

 

アンコール

ラヴェル

亡き王女のためのパヴァーヌ

石井啓子 石井啓一郎 桜庭茂樹

 

クロンケ

2匹の蝶々

石井啓子 石井陽子 石突美奈

 

娘たちと

娘たちと。最後のアンコールは女ばかりで演奏。それも華やかでいいねとの評判だった。

 

日本フィル2016年宇部公演

10月16日(日)午後2時より宇部市渡辺翁記念会館にて日本フィル宇部公演が開催された。

宇部興産が地域の人達への企業としての還元事業でチャリティーコンサートとして定着している。本公演の前日には山口大学付属病院や宇部興産中央病院でのロビーコンサートが行われる。これは病院の患者さんや職員の人達だけでなく広く市民にも開かれ客席はいっぱいだそうだ。また市内の中学校でのレクチャーコンサート、チケットの売り上げで学校への楽器贈呈、そして本公演。今回は9回目で指揮者に大友直人氏、ヴァイオリニストに南紫音さんが招かれた。プログラムはメンデルスゾーンの序曲、コンチェルト、交響曲第4番「イタリア」。本番直前に舞台に大友氏と南さんが登場して曲に対するトークなどあり、期待が膨らむ。

余りにも有名なヴァイオリンコンチェルトを南さんは憂愁たっぷりに美しく歌い上げた。

終演後は全日空ホテルにて打ち上げ。宇部興産社長、宇部市長などお歴々の参加で大層盛り上がった。河村建夫氏、林芳正氏も見えていた。挨拶の後の締めは日本フィルのメンバーと宇部市民オケのメンバーによる弦楽合奏そして「青い山脈」と「故郷」の合唱。今年も楽しく有意義に演奏会は終わった。

 

宇部公演

開場前から長蛇の列

大友氏と南さん

大友氏と南さんのトーク

打ち上げ

打ち上げでの演奏

 

 

石井啓一郎&啓子旭川リサイタル

10月11日(火)午後7時より旭川市のホール木楽輪(きらりん)にて石井啓一郎&石井啓子リサイタルが開催された。主催は石井啓一郎&石井啓子リサイタル実行委員会。

木楽輪は元は木造館と呼ばれていた。この地方のエゾマツやカラマツをふんだんに使って美しい曲線を描くホールは大変よく響く。会場に午後3時前に入り練習し始めた時、ちょっと響きすぎて戸惑った。カーテンを閉め、ピアノのコントロールにも徐々に慣れ、ようやく落ち着いてきた。

岩国では10月に入ってからも30度近くまで気温が上がり暑かった。旭川へ出発する日の朝やっと涼しくなった。天気予報で旭川の最低気温5度と報じられていたのでコートやスカーフなど用意したが、寒くても部屋の中は暖かいのだからと安心していた。ところが、寒くなって家庭ではストーブが手放せなくなったのに、公共施設にボイラーが入るのは11月になってからだそうで、ホール内には暖房無し!袖のないドレスなのにどうしよう。急きょ、ホールの中にあった古い暖房機のスイッチを入れる。しかし久し振りにスイッチを入れたためか初めなかなか点灯しなくて係の人は慌てていた。やっと点いてホール内は暖かくなってきた。でも楽屋が寒い。スタッフが暖かいお茶を買ってきてくれたり、隣りの公民館から電気ストーブを借りて来たりしてくれた。地元の人も「秋を感じる間もなく冬!」と言うほどの急な気温の下がり方だった。

お客さんは80人余り。ホールも広くはないのでそれでいっぱいに見えた。旭川で二人でコンサートを始めて丁度今回で20回目。ずっと事務局長を務めてくれたN氏は今年自分の会社をたたみボランティア的な仕事に携わるようになって結構忙しいらしい。足腰も痛いと言っている。まだまだ石井啓一郎啓子の演奏を聴きたいが誰か代わりに手を挙げてくれる人がいれば全面的に応援はすると話していた。

終演後は老舗のスナック「アドリブ」にて集う会。ご主人が重い病に臥せっている時石井が枕元で「愛の哀しみ」を弾いて以来、大の石井ファンになったママ。当夜は急な病気で来れなかった。お店はママがいなくても娘たちが引き継いでいるので開けられたが会いたがっていたママに娘がスマホをつなぎっぱなしにしておいて石井の演奏を聴かせた。電話の向こうでママが喜んでいるのが感じられた。また、今回はその娘の娘が自分の仲間を連れてお店に来ていた。若い人達に期待したい。

だが、来年の開催への手がかりを少しつかみつつ、確約できないままその晩は別れた。

 

街路樹ナナカマドの実が美しく色づいていた。

 

プログラムアドリブにて

 

旭川駅裏

JR旭川駅の裏側 きれいに整備された公園になっている

中学校2校訪問演奏会

夏に入る前から準備を進めていた岩国西ロータリークラブ主催の石井啓一郎ヴァイオリンコンサートが、10月6日午前10時から岩国市立岩国中学校にて、午後1時35分からは麻里布中学校にて行われた。

これはロータリークラブが提唱して、岩国市内の中学校を年2校ずつ3年間かけてがん予防の話とコンサートをセットにしてまわってみようという企画。当日前まで会場の図面や動線、タイムスケジュールなど細かいところまで何度も打ち合わせてロータリークラブの人達の熱意を感じた。少し前から台風の進路に当たっていて心配したが、前日に台風は通過。岩国市内の全中小学校はその日休校になったが大きな災害にはならずほっとした。そして当日の朝、爽やかに晴れ上がった空のもと、岩国中学校へ出向いて行った。

がん予防のお話しは今回はロータリークラブ会員の兼田氏が担当。話が15分くらいで、その後1時間のコンサート。岩国中学校生徒数約500人、麻里布中学校は生徒数約400人、それに先生たちと保護者の方々が加わって体育館には熱気がこもった。2校のうち、岩国中学校は錦帯橋にも近く、古くからの家が多くて近隣の移住も少ない地域、麻里布中学校の方は商売の家が多いとのこと。生徒の音楽の受け止め方には微妙な違いがあった。岩国中学校の方はおとなしく、しっかり聴いているという感じ、麻里布中学校の方は少しざわめきなどもあるが反応は大変良く、おもしろい音と感じた時には笑い声も。

プログラムは愛の挨拶に始まり、シューベルトのソナチネ、クライスラーの小品、ウェーベルン、最後はチゴイネルワイゼン。やはり目の前での演奏はCDなどの演奏とは全く違って、生徒たちがあんなに引き込まれ、聴き入っているのには先生方もびっくりしていた。

 

コンサートホールまではなかなか足を運べないような里山の中学校にも行ってみたい、もっとたくさんの保護者達も来れるような曜日設定にしてみたい、など、これからの企画に夢がふくらんだ。

岩国中学校

岩国中学校での演奏(上下とも)

岩国中学校2

 

麻里布中学校

麻里布中学校での演奏

月下美人咲く

月下美人。サボテンの一種。大輪の花が美しく東京に住んでいた頃から大事にしていた。最初はだれかから一枚(薄いから「一枚

」と思ったけれど植物だから「一枝}?)もらって挿し木して増えたのだと思う。ちょうど中秋の名月の時蕾が膨らんできて、近くに住んでいた義兄を呼んで月と花を楽しんだこともあった。その義兄は今年夏亡くなった。

岩国に引っ越しの時も持ってきて高さ1メートル弱のが今3株ある。今年は良く咲く年なのだろうか。6月末にも咲いたが、9月になって今まで見たこともない位たくさん蕾を付けた。1株に10個以上の蕾!15日ミュージックキャンプに出かけるのでしばらく留守になるけど留守中に咲かなければいいけれど、と思って出かけた。

20日に帰って来たらまだ咲いていなかったのでほっとした。あまりにたくさんの蕾なので咲くのに時間と労力がいるのだろうか。この花は最初は下向きに花が付く。それが咲きそうになるとだんだん鎌首をもたげるように上を向いて蕾が膨らんでくる。25日の夜、もうたくさんの蕾が上を向いた。でもその夜は咲かなかった。臨月の痛みをずっと感じた。あまりに多産なので咲いたらこの木は枯れるのではと心配になった。すべての花に咲く力を身体全体で蓄えて一気にお産に臨むように感じた。

26日夕方から蕾が開き始め濃厚な香りが辺りを満たし始めた。いよいよ!! 夜、花が開く。二株あるうち、一つには3つ、もう一つには8つの花!見事なお産!すべての力を振り絞って咲いた花たち。

翌日、もう一つの株にも花が咲いた。それは一つの花だったが大輪で直径25センチ以上あった。

その花たちはたった一夜だけの命で、あんなに力みなぎる花だったのに翌日にはぶらんと垂れ下がったしぼめる花となった。

まだ蕾は残っている。この秋、もう少し楽しめそうだ。

 

一度に11個の花が咲いた!!

翌日またもう一つ。この花の直径は25センチ以上あった。

しぼめる花たち。お疲れ様でした。

 

 

ミュージックキャンプ宇部2016開催

9月17日から3日間ミュージックキャンプ宇部が開催された。

今回5回目となるこの企画に参加したのは各地から集まってきた大人、子供合わせて37人。それにその家族でバーベキューなど手伝ってくれた人を含めると総勢41人。初参加の人は10人。彼らは15曲あるプログラムのどこかを担い、17日と18日(結局時間が足りなくて15日と16日の夕方から夜にかけてもレッスンが入った)宇部好楽協会の創立者 故俵田寛夫氏の家でレッスンを受けた。

講師は元モンテカルロフィルハーモニーなどヨーロッパで20年以上活躍されたチェリスト桜庭茂樹氏、元日本フィル首席ヴァイオリン奏者石井啓一郎、ピアニスト石井啓子の3人。

1組原則40分のレッスン枠なのだが、熱が入るとどうしても少しずつ延び、1日のレッスンは朝10時に始まって、終わりは午後8時過ぎ。小学生も一人前に弦楽四重奏曲に取り組み、初参加の子もとても上手だった。女性のコントラバス奏者が入った弦楽五重奏やオーボエの入った四重奏もあってプログラムは変化に富んでいた。最高に盛り上がるのは25人(中学生以下は8人)による弦楽合奏ブリテンのシンプルシンフォニー第4楽章。速いテンポも、難しいリズムもこなして見事に弾き切る。

19日は宇部市妻崎開作にある日立建設のミーティングホールに朝9時に集まり、会場練習を経て午後1時よりコンサート。2回のレッスンで大人も子供も驚くほど成長し、それぞれが音楽に集中して聴衆を楽しませてくれた。木のホールの響きも大変良かった。

17日と18日の夜はユースホステルにバーベキューなど係の人が準備してくれたご馳走が並んだ。元々は庭でやる予定だったが、台風が来るとか、結局台風は速度が遅くて直撃は免れたが雨が降って、急きょユースホステルの食堂での開催となった。この会にはたまたまユースホステルに宿泊していた、常盤公園のデゴイチをピカピカに蘇らせるチームの人達も加わり、人数が多かったので準備は大変だったと思う。でもデゴイチのチームの人の中には山響や日本フィルを聴きに行ったことのある人もいて、話が弾んだ。18日の夜、もう時計は10時を回っているのにヴァイオリンで初参加の東京のTさんがヴァイオリンのFさんを誘って(二人はこのキャンプで初対面)ベートーヴェンのクロイツェルソナタを披露。あの難曲を、そしてヴァイオリンで参加した人がピアノを弾いたので皆はびっくりしてカメラに収めたりして拍手喝采。その後、中学生によるプロコフィエフのソナタの演奏もあった。もうすぐ発表会だそうでバリバリ弾いて、これも拍手!このソナタは、来日したシゲティが宇部公演の時プロコフィエフの突然の訃報を耳にし、急きょプログラムを変更して演奏した曲であることを石井が話し、招聘元の俵田寛夫氏も、宇部の子供がこんなに立派にこの曲が弾けるようになって喜んでいる事だろうと、それも皆で感じ入った。

 

すべて終わって20日に帰京した桜庭氏を乗せた飛行機は、本来ならば四国上空を飛ぶのに、台風を避けて日本海をずっと北上したそうだ。

お疲れ様でした。

 

美維ちゃん

美維ちゃんは小学3年生

愛美ちゃん

愛美ちゃん小学4年生

花菜ちゃん

初参加花菜ちゃん小学4年生

ベートーヴェン130

ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲にずっと取り組んでいるチェロの青野さん60歳台

初参加

初参加の東京組

ドヴォルザーク五重奏

コントラバスの人も初参加

チェロ四重奏

宇部ではチェロの参加者が多いのでこういうアンサンブルも。

コンサート会場

19日の朝ホール前に集合

江波トリオ

会場練習、ブラームスのピアノ三重奏曲

オーボエ四重奏

ブリテンのオーボエ四重奏曲

ブリテンの合奏

ブリテンのシンプルシンフォニー

夜10時のクロイツェルソナタ

夜10時の演奏会、ピアノを弾いているのはヴァイオリンで参加のTさん

プロコフィエフのソナタ

この子が初めて参加した時はホントにわんぱく坊主だったのにと感慨ひとしお!プロコフィエフのソナタ迫力満点。