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畑仕事
 今年の夏はほとんど雨が降らなかった。
きゅうりとトマトはそれでも毎日収穫したが、楽しみにしていたズッキーニや葱は枯れてしまった。
土は乾燥地帯の土のようにひび割れてかちかちになった。ちょっとやそっと鍬を入れても刃が立たない。
そこで思い切って買ったのが耕運機。
幅54センチ、4ストロークエンジン付き、最大2馬力。運搬用の車輪と畝を作るための培土器も一緒に買った。お店でエンジンをかけてみたが私の力では初めなかなかかからなかった。お店の人が、
「ここまでは遊びがあるから、そこから先を一気に引く。」
と教えてくれて少し要領がわかった。
家に持って帰るのにトラックを借りようと思ったが、取っ手を前に倒すことができて、私の車に何とか乗った。荷物スペースの広いニッサンNOTEで良かった。

翌日、さっそく畑に持っていって動かしてみた。
ところがなかなかエンジンがかからない。藤重さんを呼んできていろいろアドバイスしてもらった。
先日、中山光男君に耕してもらったところはもう土が柔らかくなっていたので新たにこの耕運機で耕そうとしても埋まってしまって動かない。ほうれん草や、秋に玉ねぎを植えようと思っている場所でやってみたら少しずつコツがわかってきた。

土を耕すと畑らしくなってうれしくなってくる。
9月21日から10月7日まで石井はいない。
よし、いない間に草刈りもして、耕して土を作っておこう。


藤重さんに手伝ってもらって試運転


私も畑遊び?

ミュージックキャンプ宇部
 9月15日からVIVAクラシック ミュージックキャンプ宇部が始まった。
主催はミュージックキャンプ宇部実行委員会。2000年から毎年続いている岩国でのミュージックキャンプに参加した宇部の人が是非宇部でも開催してほしいと熱望して実現した企画だ。

宇部には俵田邸という館がある。
石炭経営を柱とした近代的総合的な会社組織として創設された宇部興産の副社長の館だ。
宇部興産初代の社長の遺徳を顕彰するために1937年村野藤吾の設計により建てられた渡邉翁記念会館は第二次世界大戦の戦禍を免れて残り、戦後、西日本唯一の立派なホールとして海外からメニューイン、コルトー、シゲティなど著名な演奏家がここを訪れた。当時宇部にはそういった外国人向けのホテルは皆無だったので俵田氏は自宅を宿舎として提供し、質の高い演奏会は戦後文化に飢えた人々の心に多くのものを残した。

その俵田邸の、メニューインらが練習した同じ部屋で、15,16日両日とも9組ずつ弦楽四重奏やピアノトリオなどのレッスンが行われ、17日午後2時からヒストリア宇部で、その成果を発表する「散歩がてらのコンサート」が開催された。
今回は試験的に開催してみるという企画だったのでチケットは無く、当日窓口受付だけだったが、口コミ、或いは新聞や市報を見て70人ほどの人が集まってくださった。
出演者の最年少は7歳の赤石こはるちゃん、ハイドンの弦楽四重奏で参加。江波陽一さん、悠介君(12歳)駿介君(9歳)の親子はベートーヴェンのピアノトリオにチャレンジ。初参加の54歳の女性は「弦とのアンサンブルは初めてでしたが、大変楽しく、勉強になりました。」と言っていた。
プログラムもピアノトリオ、弦楽四重奏、クラリネット五重奏、チェロとコントラバスの二重奏、そして12名の奏者による弦楽合奏もあり、変化に富んでいて、聞きにいらした方々はとても楽しんでいた様子だった。

宇部市としても応援してくれるようだし、新聞社も何度も取り上げてくれて、また来年はどのような企画になるかこれから皆の希望も聞いていこう。

こはるちゃん
こはるちゃんのレッスン風景

ロッシーニ
ロッシーニの二重奏、チェロとコントラバスの奏者は夫婦

ピアノトリオ
ピアノトリオのレッスン、奥に俵田氏の写真も。

江波親子
江波親子の力のこもった演奏

クラリネット五重奏
クラリネット五重奏

集合写真
演奏者全員集合

まむし酒
 この辺りにはまむしが生息している。
暖かくなってくると湿っぽい所や道端で時々遭遇することがある。すぐに飛びかかってきたりすることはないようだが、咬まれたら大変。

ずっと前に焼酎に漬けたのをもらったことがあって、火傷などによく効く薬として使っていた。
石井が宏樹庵に移ってきてから、それを飲むようになった。飲むと身体が熱くなって良いと、その頃腰が相当悪かった彼は喜んで飲んだ。私の母にも薦めた。母はこんなにくさいもの・・と嫌がるかと思ったが、身体に効きそうなものは何でも飲む彼女はまむし酒も飲むようになった。二人で飲むので一升瓶のまむし酒はやがて無くなった。母は次のが欲しいと言う。

それを聞いたスタッフの一人が、今、まむしを採ったと一升瓶を持って来た。水が入っているが、まむしはまだ生きている。頭をもたげて今にも飛び出しそうだ。

この時期、まむしは攻撃的になっているので、頭をコツンとすれば、そばにあるバイクなどに飛びかかろうと身構えて、その間に一升瓶などを取りに帰っても、戻ってくるまでそこを動かないそうだ。そこで、戻って一升瓶を見せると自分でその中に入り、すかさず網などで口をふさぎ、水を入れる。
この状態で持ってきてくれた。

これから1週間から10日間、毎日水を取り替えて、まむしの体の中がきれいになるのを待つ。
10日程経った頃、別のスタッフ二人が来て、焼酎の入れ方を教えてくれた。
まず、水を捨てる。
じょうごの穴の比較的狭いものを瓶の口にしっかり入れ(穴が大きいとまむしが飛び出すらしい)、焼酎を注ぐ。
焼酎は何でも良いそうだが、度数が低いと腐り易いので35度以上ある沖縄の焼酎などいくつかをブレンドして入れた。次第にぶくぶくと泡を出して沈んでいく。
あとは日陰に何ヶ月か置いておけば出来上がりだそうだ。

石井は今年の2月、腰の状態が最悪だった。ディナーコンサートの時は立って演奏できなかった。
医者にオパルモンという薬と血圧を下げる薬をもらって飲み始めた。脚の筋力体操も毎日やっている。暖かくなるにつれ、だいぶよくなった。6月のリサイタルの時は立って弾けた。畑の作業もやる。
しかし、脚全体がしびれていると言う。
今度、病院でMRIの診断を受けてみようかと思っている。

瓶の中のまむし
瓶の中のまむし。まだ動いている。

水の取替え
毎日水を取り替える


一升瓶の口をじょうごでふさぐ。スタッフの真剣な顔!


焼酎の注入。合掌。