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宏樹庵
 このところマスコミの取材が続いた。

初めは「くるとん」という岩国市の情報誌3月号。
1月20日頃男性2人と女性1人が連れ立って宏樹庵にやってきた。グーグル地図で見ると「宏樹庵」というのが載っていたのでこれは何か?と興味を持って尋ねてきたようだった。
応対に出た私は「ここは私邸で、情報誌に載せるようなものではない。」と初めは断ったのだが、発売日が3月初めと聞き3月30日からの宏二郎展のことがあったので、「ちょっと家を見てみますか?」と初対面の彼らを招き入れた。そうしたら、二階の梁の美しさなどに大感激して「是非、記事にさせてください。」と言う。私一人だったが1月28日の取材に応じることになった。
その日は編集長と、スタッフの一人という彼の奥さんの2人でやってきた。
編集長は大きな重そうなカメラを担いでいた。彼らは私が石井とどうやって出会って、子育てはどうだったかなどに興味があったようなのだが、こちらとしては宏二郎展のことをちゃんと書いてもらわなくてはと緊張していた。それでも聞かれるままにずいぶん色々なことを話した。あれをどうまとめるのかと気になっていたところへ、もう一度電話があって、石井の練習している姿を是非載せたいので伺ってもいいかと。
演奏会前の忙しいときだったが、2月18日にもう一度来て、石井の話も聞き、それが原稿をまとめるのにぎりぎり間に合って良かったと思う。
3月2日に岩国空港に降りてみると、その「くるとん」がもう発売されていたので1冊買い求めた。
この家を継ぐということは、家を再建しただけでなく、この家はもともとみんなが集まる家だった、それを引き継いでいるという記事だった。
他の記事との共通点も見出し、3月号としてとてもよくまとまっていた。

次に、3月23日の読売新聞岩柳かわらばんに一面全部使った記事が載った。
「ふるさと発クラシック 古民家サロン」と題したそれは、岩国市黒磯町に岩国ゆかりの音楽家夫婦が住む「宏樹庵」があり、そこではコンサートや油絵展が開かれたりしている。夫婦の音楽の拠点としてだけでなく、地域との交流も盛んだという記事。たまたま東京から来ていた日本フィル理事、元三菱銀行副頭取T氏ご夫妻と囲炉裏を囲んで楽しく過ごしていたところへ取材に来て、大きな写真になった。宏二郎展の紹介のところでは結婚式をこの宏樹庵で挙げたと、式の時の藍ちゃんと二人の写真も載った。

もう一つは、「くるとん」の編集長がケーブルテレビ、アイキャンのリポーターもやっていて、アイキャンでも是非取り上げたいということで、3月3日岩国市民会館での演奏会終演後、家に取材に来た。
「アイキャンたいむ」という20分の番組の中の5分ほどのリポートで、「古民家に住む音楽家夫婦」と題され、23日と24日は一日5回、25日から29日までは一日7回も放映される番組だそうだ。うちにはテレビが無いので岩国駅に寄ってちらっと見てきたが、駅のテレビは音声が無いので今ひとつ解かりにくかった。
竹の小径を入ってきて、その奥にどっしりと構える白壁の家、そして半分くらいはチゴイネルワイゼンを弾いている映像で、あとの半分で宏二郎展のことを紹介してくれているようだった。5分は結構長く感じられた。
多くの方がこれを見て、来てくださったらいいなと思った。

私の曽祖父が建てたもともとの家がしっかりしたものだったこともあるが、それを改築した時の設計士、宮本繁雄氏の芸術性もあって、この「宏樹庵」があるのだと思う。
そしてこれを使い込むにつれて、家も人も生きてくるのを感じている。


くるとん3月号


宏樹庵全体の写真も大きく載った


読売新聞岩柳かわらばん