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旭川公演
10月9日(水)午後7時より旭川市民文化会館小ホールにて石井啓一郎・啓子リサイタルが催された。
旭川で定期的に二人の演奏会の取り組みが始まってもう17年にもなる。病気の人が出てきたり、いろいろ大変な実行委員会である。
ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタや、シマノフスキーの神話、林光のラプソディなど気の張る曲の後は、クライスラーの愛の哀しみ・喜び、チゴイネルワイゼンというプログラム。お客様は大変楽しまれたようで、拍手は次第に手拍子に変わっていった。
来年は札幌音鑑が5月末にと申し込んできたので、それに続けて旭川でもできるといいのだが。
打ち上げの席で「大変感動した。」という声をいくつか聞いた実行委。木造館の雰囲気が好きという人もいるが、集客しないと資金が・・・などとポツリ。うれしいことにやはり来年も継続?

翌日10日、羽田行きの飛行機は最終便だったので、Tさんが鮭が遡上を始めたので見に行こうと連れて行って下さった。
忠別川で稚魚を放流し、それが成長して故郷の川へ戻ってくるのだ。小さな魚が広い海に出た後、どうやって自分の生まれた川を認識できるのか未だに謎。Tさんは遺伝子に生まれた地形や匂い、その他全ての細かいことが組み込まれていて、成長した鮭がそれを頼りに帰ってくるのではという説もあると言う。1匹、もう産卵を終えた鮭が疲れ果てたように泳いでいた。もう少ししたら一日に100匹くらいの鮭が産卵しにくるらしい。メスをめぐってのオスの争いも繰り広げられる。壮観な風景だろうと想像する。
お昼ごはんはお蕎麦を食べに行った。その蕎麦屋の前の林できのこを発見!
地元では「落葉」と呼ばれているそのきのこ。なめこを大きくしたようなきのこで味噌汁に入れたら大変美味しいそうだ。昨夜の打ち上げの場でもさっと湯がいて醤油味をつけたものが出されていた。石井は血圧を下げるという熊笹をたくさん採ってきた。
午後は「青い池」を見に行った。砂防ダムを作って堰き止められた池は硫黄などを含み、この日は雲一つない晴天だったので空の青も吸収して青緑によどんでいた。その少し上流に滝もあった。大雪山の噴煙が手に取るように見え、雄大な景色だった。
その後は二人で「森のゆ花神楽」という温泉につかって久々にゆったりした。

オスとメスが仲良く繋がったとんぼがたくさん飛んでいた。


鮭が戻ってくる忠別川