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ミュージックキャンプ宇部
9月13日ミュージックキャンプ宇部のレッスンが宇部市俵田邸で始まった。
講師はヴァイオリン 石井啓一郎、チェロ 桜庭茂樹、ピアノ 石井啓子。
山口県下の大人子供合わせて20人がピアノ三重奏や弦楽四重奏、弦楽五重奏を組んで演奏する。その他にもモーツァルトの弦楽合奏もあり、合奏だけに参加する人も7人いた。

俵田邸は戦後すぐ宇部興産の副社長だった俵田寛夫氏が私財を投じてシゲティやメニューインなど当時世界的に活躍していた演奏家たちを招聘し、彼らの宿泊所となっていた私邸。戦争で何もかも失った日本だったが、東京の日比谷公会堂と宇部の渡辺翁記念会館だけが戦火を免れて残っていたので渡辺翁記念会館で催される演奏会には九州からも愛好者が聴きに集まった。宇部市民は安い月給の人達でも演奏会には足を運ぶ風習が根付いた。
その俵田寛夫氏の写真が見守る部屋でレッスンが次々と行われた。
参加者の中の最高齢73歳の人と7歳の女の子が弦楽四重奏を組んでハイドンを演奏する。年齢の差を超えて一つの曲をそれぞれが真剣に弾く姿は大変ほほえましい。
親子のピアノ三重奏は定着した。この親子は宇部以外のイベントにも出演するようになった。

13,14日のレッスンを経て15日は午後2時からヒストリア宇部でのコンサート。
70名ほどのお客さんが集まって下さり、演奏者はみんな緊張の時。でも各々の貴重な体験で成長が見られた。
今回初参加だった人もこれからは室内楽をたくさん弾きたいと話していた。

13,14日のレッスンの終了後はユースホステルの庭でバーベキューもした。これは江波夫妻の活躍で毎年鳥の丸焼きなど大変豪勢なものとなり、参加者は40人と昨年を上回った。
子供たちもかがり火を上手に燃やす術を習得したようだった。
ユースホステルの庭には今、ジンジャーの花が咲き乱れ、夕日が大変美しかった。

レッスン風景
73歳のヴィオラ奏者と7歳の女の子の共演

合奏
合奏の練習

全員集合
参加者全員集合

バーベキュー
演奏の機会のない人もバーベキューで大活躍

常盤湖畔
ジンジャーの花咲く常盤湖畔