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日本フィル宇部公演
10月12日(日)午後2時より宇部市の渡辺翁記念会館にて日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会が開かれた。
宇部市を代表する宇部興産株式会社が企業の社会的貢献活動の一環として毎年開催している企画で今年で7回目。
チケットは9月初めにはもう完売し、それ以後はどんなに偉い人をつてに頼んでも手に入らなかった。
今回は昨年の公演来場者アンケートで要望が多かったドヴォルザークを取り上げた。指揮者は梅田俊明さんで、まず、チェロ協奏曲を長谷川陽子さんをソリストに迎えて演奏。長谷川さんは1992年に俵田寛夫氏(9月のブログを参照して下さい。戦後宇部に音楽鑑賞団体を作りクラシック音楽を広めた人です。)の追悼演奏会で初めて宇部に招聘し私たち二人と協演したチェリスト。久しぶりに再会し、大変懐かしかった。休憩を挟んで後半は「新世界より」。大変有名で誰でも知っているメロディだが、オーケストラの生演奏で聴くとやはり新鮮で迫力がある。
日本フィルを定年で退団してから理事として運営には関わっているもののオーケストラの演奏会には参加しないようにしている石井だが、宇部公演だけは例外で毎回舞台に上がっている。
前日11日には山大付属病院や宇部興産中央病院のロビーコンサートも行われた。山大では今年初めに手術で長い間お世話になり看護婦さんとも顔見知りになったが、その看護婦さん達も聴きに来ていた。
皆、音楽の持つ素晴らしい力を感じたようだった。

宇部公演

 
美和の秋の里山コンサート
10月18日(土)午後2時より岩国市美和町の河内神社でコンサートが開かれた。
これは5月に岩国市の離島、柱島で開かれたコンサートに続く企画で、演奏するのは石井啓一郎と山口県下に住む3人の仲間達。
岩国市の中心部に住んでいれば県の立派なホールがあり、コンサートもいろいろ開かれている。しかし離れた所に住んでいる人たちは本物の生演奏を聴く機会がほとんどない。そういう所へ出掛けて行って演奏を届けたいという石井啓一郎の熱い希望で実現した。
黒磯町の家から車で約50分ほど。峠を越えてその向こうに美和町がある。大変大きな栗「岸根栗」の産地として知られている。この栗は料亭などに直接卸されて市内には出回っていない。東京の千疋屋では栗一個が2000円もするとか。
河内神社は古い神社で境内に舞台がある。その前は広い芝生の広場。
午後1時半を回ると三々五々人々が集まってきて、それぞれ思い思いの椅子やシートを広げて座る。お天気はすばらしく、空気が澄んでいて空が殊の外真っ青だった。
2時開演。この企画の中心的役目を果たしてくれた歯医者さんの松田先生が挨拶し、コンサートは始まった。
モーツァルトのアイネクライネナハトムジーク、クライスラーの愛の悲しみ、愛の喜び、日本の歌は五木の子守唄、見上げてごらん夜の星を、荒城の月、それにジプシー音楽のチャルダッシュなど石井啓一郎の話を交えながら和やかに会は進む。最後は「ふるさと」を全員で歌って締めくくった。
100人余り集まってくれたお客さん、皆、生の演奏を聴くのは初めてだったようだ。
気持ちの良い空気の中でくつろいで聴く演奏は大変心地よかった。

三々五々
集まってきたお客さんの中には子供連れの人も

松田先生
松田先生の挨拶

カルテット演奏
弦楽四重奏の演奏

会場
会場の様子。舞台の後ろの壁には大変古い樹(流木?)が絵のように置かれている

故郷
歌詞カードが初めに配られていて最後に全員で「ふるさと」を歌う